「せ、背ビレ!?」

コレちゃん達は顔を見合わせています。

○キュッキュ！

「サメとか？」

「シャチじゃないですか？」

「ぐわぐわ！(ミジンコ！)」←背ビレ無いでしょ。

ごちゃごちゃとハットちゃんの後ろにいる人たちが話をしているうちに背ビレがハットちゃんの
目の前でストップしました。

「キュッキュ！　キュ〜！」

「うわっ！　白いイルカちゃんだ!!」

白い背ビレと白い体のイルカちゃんです。

「よ〜こそ！　白イルカのホワちゃん！」

「キュッ！」

ハットちゃんがイルカにあいさつしています。新しいスタッフはこの白イルカのホワちゃんで
ありました。

○ドロンコ荘には・・・？

「キュ〜キュッキュッキュ！　キュ〜！」←ホワちゃん。

「え〜っと、白イルカのホワちゃんです。日本近海のおいしいおサカナにつられて
やってまいりました。今後ともど〜ぞよろしく！　だって！」←ハットちゃん通訳。

「どぞよろしくね。でもハットちゃん、ホワちゃんはいつもはこの川で生活するって事？」

「・・・そそそうよ！　この川で生活するの！　んじゃみんなは帰ってオッケーよ！　
っていうか早く帰ってちょ〜だい！　特に大家さん！」

なぜか大家さん達を早くここから離れさせたがっているハットちゃん。

大家さん達がドロンコ荘へ帰っていくのを見届けた後、ホワちゃんに川の少し下流の
ほうを指差してなにやら指示をしているようです。・・・はてさて？

○数日後

ホワちゃんがやってきてから数日後。大家さんはここのところ気になっていることがありました。
たまに妙な音が聞こえてくるのです。かといってハットちゃんやコレちゃん達がなにか
やってんじゃないかと思って部屋に行ってみても何の異常もないし。

・・・？

★第４章〜陸海空編〜その３★